進物用の梨箱
梨楽庵


先週の半ばに、ようやく二十世紀梨の収穫作業が終了しました。今年はお盆に台風7号が日本列島を横断し、鳥取県内も暴風域に巻き込まれ、特に東部地域に大きな被害をもたらしました。県内の中部地区に位置する湯梨浜町も雨は降り続きましたが、予想外に風が弱く、幸いなことに、梨の落果被害は最小限ですみました。
梨楽庵で栽培している二十世紀梨は、4~5回程度作業すれば全部が収穫できるので、毎年一週間が勝負です。収穫期を迎えると午前5時頃起床し、午前6時頃から収穫作業を始めます。およそ1時間で作業を終えて、梨を入れたコンテナを愛車の軽トラックに積み込み持ち帰り、自宅の車庫で選別して箱詰め作業を行います。
梨栽培に本格的に取り組むようになって、今年で13年目を迎えます。8年目を迎えた頃に、少しだけ自信がつき、市販の梨箱ではなく、オリジナルの梨箱で親戚や友人知人に届けることができるといいのになあ、と考えるようになりました。
梨楽庵の起業を決意したとき、梨箱の図案を姉に依頼すると、快く引き受けてくれました。デザインが完成すると、早速業者に製造を依頼し、納得のいく進物用の梨箱が出来上がりました。近年は60箱から70箱程度、12玉入り5㎏の梨箱を出荷しています。さらには、将来の気候変動による収穫減を見据えて、6玉入り3㎏の梨箱も準備しています。知人の中には、この梨箱がお気に入りで、梨の実だけでなく、梨箱との出会いを楽しみにしてくださっている方もおられます。
梨楽庵では、様々な体験メニューを設けていますが、二十世紀梨の収穫体験だけはお断りしています。二十世紀梨は主に進物用として栽培し、進物用に適さない梨は梨ジャムに加工しています。梨楽庵では11月に「王秋梨」(おうしゅうなし)を、12月には「あたご梨」を収穫します。この二品種の梨でしたら収穫体験が可能です。二十世紀梨の収穫が全て終了し、先週末には少しだけ体を休めることができました。これからはジャム3姉妹の販売にがんばります。

