せんべいから学んだこと
梨楽庵

鳥取の伝統の味、どちらもやみつきになる味です

懐かしい昭和の味覚を味わってください

このせんべいを食べたら鳥取ファンになる方もおられるかもしれません

「生姜せんべい」については、3月23日のブログをご覧ください
10数年ほど前、旅行にでかけたとき、せんべいが大好きな私は、おみやげにでっかいせんべいを買いました。せんべいを食べながら、なにげなくせんべいの袋の裏を見ると、発売元の主人が次のようなことを書いていました。
「最近心配するのは、今の子どもたちの顔つきが実にスマートになりすぎたことです。昔の人はみなあごが張っていて、がっしりした面構えをしていたものです。それがなぜ?今の子どもたちの大好きなメニューはカレー・ハンバーグ・卵焼き・スパゲティーなどです。毎日このようなものばかり食べていると、ものをかむ必要がほとんどなくなって、知らず知らずのうちに、ものをかむ力がなくなって、あごの筋肉や骨がおとろえてしまうのです。だから、スマートな顔が多くなっているのです。
ところが、これは大変なことなのです。かむことと脳を鍛えることは密接なつながりがあるのです。脳細胞は二十歳を過ぎると一日に十万個ずつこわれていくと言われます。だから、絶えず脳を刺激しないとどんどん退化していくのです。そのために、頭を使って考えたり、想像したりして脳細胞を刺激しているのですが、ものを一生懸命にかむことが大きな力を発揮しているのです。実は、固いものを食べると同時に左右のコメカミが刺激されて140億もある脳細胞が活性化され、精神が統一されて思考が集中しやすくなるのです。
戦乱の世を生きた武士たちは、人々がやわらかく炊いた白めしを主食にするようになっても食べづらい玄米強飯(げんまいこわめし)を食べ続けたそうです。このせんべいには昔の人たちの知恵が生かされているのです。」
なるほど、と感心し、かじり残ったせんべいを新鮮な気持ちで味わいました。そして、旅行から帰った翌日のことでした。かむことと脳の働きの関係について取り上げていたNHKのTV番組をたまたま視聴したのです。番組によると、しっかりとかむことは、8つの点で人間に良い影響をもたらすそうです。
8つとは、①脳が発達する②歯が良くなる③歯並びがよくなるので美しい顔になる④言葉が明確になる⑤胃腸が丈夫になる⑥肥満を防止する⑦がんを予防する⑧全力投球できる
この話は、せんべいの話と共通点が多いと思います。もしかしたら、「良くかんで食べること」が小学生や中学生、さらには高校生や大学生など「学ぶことが仕事」の世代の人たちが、学力向上をめざす鍵なのかもしれません。いうまでもなく、今日実行したからといって、すぐに明日から頭が良くなるとは言えませんが、毎日の食生活を今一度見直すことが必要だと考えさせられました。
もちろん、よくかむためには丈夫な歯が必要です。毎年、6月4日から10日までが歯の衛生週間となっています。すでに歯の衛生週間は済みましたが、歯を守ることは一週間で終わりではなく、「一生の習慣」にしていきたいものです。全国の子どもたちや学生たちには、歯を守ることは自分の健康を守ることであり、同時に、学力の向上にもつながることを理解して、毎日の歯みがきに取り組んでほしいと願っています。
よくよく考えてみれば、歯を守る意識は子どもたちや学生たちだけに必要なことではありません。大人や高齢者の方たちにとっても必要なことなのです。歯を大切にすることは認知症をはじめ、様々な病気から身を守る効果的な予防策だからです。6月3日付けのブログで「8020運動」について紹介しましたが、私も80歳になっても自分の歯が20本以上残るように日々取り組んでいきたいです。
