スイッチ・オン
梨楽庵

梨楽庵で収穫した夏野菜、旬を楽しみスイッチ・オン

鳥取県は西日本有数のスイカの名産地

小玉スイカは皮は薄くて味は濃厚、水分たっぷり

鳥取県中部はメロンの隠れた特産地です

6月から7月の梨楽庵のデザートはスイカとメロン

海のミルクと呼ばれる岩ガキも6月から8月が旬

鳥取の夏の味覚の横綱は白イカと岩ガキです。鳥取の旬の夏野菜と魚介類を満喫して、心も体もスイッチ・オン!
今年は昨年よりも24日も遅い梅雨入りでしたが、猛暑日と激しい雨の日の繰り返しで、心も体もグッタリとして、気力がなかなか高まりにくい日々です。6月下旬から7月中旬の梅雨明けまでの期間は、梨楽庵の農作業は草刈りが主な作業です。しかし、この時期の太陽の直射日光は体力を消耗させます。なので、草刈り作業は早朝の午前5時30分頃から始め、遅くとも午前7時過ぎには終えるようにしています。
日中は気力も思考力も減退するのですが、こんな時だからこそ、人間の不思議な力についてご紹介し、自分も元気を頂こうと思います。3年前に85歳で天寿を全うされた遺伝子工学の世界的な権威だった村上和雄さんをご存知でしょうか。世界に先駆けて「ヒト・レニン」遺伝子の解読やイネゲノムの解読などの業績をお持ちの博士です。「眠っている遺伝子をスイッチ・オンにすれば私たちの可能性は大きく広がるのです」と、提唱し、全国各地で講演をされていました。
村上博士によると、私たちの体は約60兆個の細胞からできていて、その細胞の一個一個の核の中には染色体があり、その染色体をほどいてみると、その中には約30億の膨大な遺伝子の暗号が隠されており、そのうちのタンパク質をつくる情報に関する部分を遺伝子と呼んでいるのですが、98%は眠っているそうです。
この眠った状態の98%が私たちの潜在能力の遺伝子だそうです。村上博士は、この世界に存在するであろうサムシング グレート(Something Great)という不思議な力は、全ての人に遺伝子でチャンスを与えていると主張されています。実は3歳までの子どもの遺伝子はほとんどがオン状態だそうです。しかし、年齢を重ねる毎に、周囲から与えられる知識によって「自分にはできない」と思い込み、しだいに遺伝子をオフ状態にしてしまうそうです。そして、いつの間にか、98%を眠りに着かせて、できない自分に劣等感を感じているのだそうです。
村上博士は、眠っている遺伝子をオンにすれば、私たちの可能性は広がると力説されます。では、どうしたら良い遺伝子をスイッチ・オンできるのでしょうか。その条件は、次の8つだそうです。①どんなときも明るく前向きに考えること②人との出会いや機会との遭遇を大切にすること③感動すること④感謝すること⑤世のため人のためを考えて行動し、志を持って生きること⑥多くの人と共感すること⑦こころから笑うこと⑧見えない偉大な仕組み・存在(サムシング グレート)への畏敬の気持ちをもつこと
この話を知ったとき、これは子どもたちの教育に必要なことだと感じました。村上博士の言葉を子どもたちには、次のように置き換えて伝えることができます。「明るく前向きに、友だちとの出会いを大切にし、感動する心と感謝の心を持ち、学級のためや友だちのために行動し、目標を持って学校生活を送り、学級の仲間と喜びを分かち合い、楽しいときには思いっきり笑い合い、この世に命を授けてくれた不思議な力に感謝しながら生きていくこと、このことが一番大切な生き方なんですよ」と。
本気になったら、だれもが取り組めることがらです。しかし、大人も子どもも多くの人が時間に追われ超多忙な毎日を過ごす中では、村上博士の言葉は耳に入らないのかもしれません。さらには、大切なことこそ簡単なことなのに、簡単なことは重要ではないと軽視し、自らがスイッチをオフにしてしまっていることにも気が付いていないのかもしれません。
一人の人間がこの世に生まれる確率は、一億円の宝くじに100万回挑戦してやっと当たるくらいの確率だと言われています。全国各地の子どもたちには、そんなにも少ない確率で誕生した自分の命を8つの心がけでスイッチ・オンして秘められた可能性を大いに発揮してほしいですね。
今年も5月~7月にかけて大阪府や兵庫県から修学旅行生が民泊で梨楽庵を利用してくれました。幸い天候に恵まれ、農園では農作物の収穫体験をし、倉吉市内や湯梨浜町内の観光名所を訪れました。山と海が近くにあって豊かな自然とふれ合う中で、鳥取県の良さを感じてくれたようです。梨楽庵で出会わせていただいた中学生たちがこのブログを読み、スイッチ・オンして自分に与えられた可能性の芽をゆっくりと育ててくれることを願っています。
