梨の大袋かけが終わったワン!
気まぐれ日記

あれ?お母さんが帰ってきたのかな?お父さんと大袋かけに行ってるはずなんだけど…

6月の上旬は、梨の大袋かけの時期です

二十世紀梨の実の赤ちゃんを病気や毛虫から守るために、5月の上旬には“小袋かけ”をします。梨の実は成長してだんだんと大きくなります。そして、小袋が破れるまでに次の作業として“大袋かけ”をします。果実に2回袋掛けをするのは、梨栽培だけの作業だと言われています

左が大袋、サイズは14.7㎝×17.5㎝です。右が小袋、サイズは6.5㎝×7.5㎝です

まずはじめに、小袋の上に大袋をかぶせます。下部の白い線は、梨の袋を閉じる特製の留め針です

留め針の中心部に大袋の中の梨の軸があることを確認し、左右の親指と人差し指を使って大袋を閉じます

留め針の左右を後ろ側に回して、大袋を閉じます。後ろ側は見えないので、指の感覚を頼りに閉じていきます。小袋は梨の実を小袋に入れて、開け口付近を折りたたむと簡単に閉じることができます。(封筒の止め方のように、特殊な糊がついているからです)
しかし、大袋かけはなかなか難しい作業です。上を向いて長時間かけるので、作業後は首痛や肩こりになることがあります

大袋かけが済むと、梨の栽培作業の前半戦の終了となります。梨畑の上部に見える赤色は、カラス対策の防鳥網です。
〈 リリーの気まぐれ日記No.30 〉
私は今、衣替え中だワン!冬のモコモコした毛が抜けはじめて、夏バージョンのさっぱりとした毛にかわろうとしているワン!お母さんがブラシで毛を取ろうとするんだけど、くすぐったくて私は嫌だワン!でも、振り向いてお母さんの顔をジーッと見つめると、やめてくれるよ。私の気持ちがわかるんだね。
私が食事をしているとき、お母さんがこの時だと思ってブラシをかけるよ。私はくすぐったいけど、食欲の方がまさるので、少しだけブラシをかけさせてあげるんだワン!
きのう、お母さんが「梨梨(リリー)ちゃん、とっきょとかきょくって鳴く鳥、知ってる?」って聞いてきたワン!梨楽園(リラックスエン=果樹園)で梨の大袋かけをしていると、よく聞こえてくるんだって。ホトトギスっていう鳥だワン!
夏鳥で5月中旬から下旬ごろにやって来るんだよ。毛虫をよく食べるんだって。今年は、4月に梨の実を毛虫が食べてしまって、梨の実が少ないって、お父さんがなげいていたけど、最近は毛虫を見かけなくなったみたいだよ。ホトトギスさんが毛虫を食べてくれたのかな。
お父さんとお母さんは、5月の初めの大型連休の時に梨の実に小袋をかけて、5月31日と6月1日に小袋の上に大袋をかけたんだワン!梨の実の軸がしっかりしてきたので大袋をかけたんだって。梨の実が大きくなってきているって喜んでいたよ。
梨の世話がここまでくるとやっと安心できるんだって。あとは定期的に草刈りや消毒作業をして、肥料をやって水やりをしながら梨が大きくなるのをじっくり待つんだワン!でもね、収穫まではまだまだ気がぬけないよ。カラスが梨の実をつついたり、夏の猛暑や台風がやってきたりして、収穫するまでは心配の種はつきないんだワン!お父さん、お母さん、秋には、大きくておいしい梨が取れるといいね。梨梨も応援しているんだワン!
