農家民宿 梨楽庵ブログ

梨の大袋かけが終わったよ

気まぐれ日記

大袋かけが終わった後の梨楽園(リラックスエン=果樹園) 

 私は梨楽庵の看板ガエルだよ。梨楽庵の前庭のさつきが満開!ピンクの花がとってもきれいだよ。私のいる所からよく見えるから、毎日見ているよ。うっとりしちゃう。

 この前、お父さんとお母さんは梨楽園(果樹園)で二十世紀梨の大袋掛けを頑張っていたよ。5月のはじめに梨の赤ちゃんに小袋をかけてから約1ヶ月、梨の赤ちゃんが大きくなってきて小袋がパンパンになってきたよ。

梨の赤ちゃんを病害虫から守っていた小袋が張ってきました

小袋を破ってみると、こんなに大きく成長していました

もう一度小袋をかけ直して、その上に大袋をかけました

 6月の初め頃になると大袋をかけるんだよ。大袋を閉じるとき結構指に力がいるので、たくさん大袋をかけると指が痛くなるよ。お父さんとお母さんはだいぶコツがつかめてきたので、たくさん大袋を掛けられるようになってきたよ。

  小袋の上からすっぽりと大袋をかけます

留め針の中央部を親指(正面)と人差し指(裏側)で押さえます

左手は軸と大袋を押さえ、右側の半分の留め針を後ろ側へ回します

右手の人差し指で留め金を後ろ側で留め、右手の親指で左側半分の留め針を左側へ回し込みます

右手はしっかりと大袋を押さえ、左手の人差し指で左半分の留め針を後ろ側へ回し込みます

   大袋の頭をポンと軽く押さえて完成です

 大袋をかけていると「東京特許許可局」っていう鳥の鳴き声がよく聞こえるんだって。夏鳥として5月中旬~下旬に渡来してくるホトトギスだよ。おもしろい鳴き方をするからよくわかるんだって。今年も来てくれたなあってうれしくなるんだって。

 梨楽園ではトノサマガエルと目が合ったり、カラスアゲハやキアゲハが飛んでいたり、いろいろな生き物に出会えて楽しいんだって。それにレモンやハッサクの花がたくさん咲いていて、とってもいい香りがしているよ。

 アゲハチョウが卵を産み付けるかもしれないね。去年、レモンの苗木が大きくならないなと思ってよく見たら、アゲハチョウの幼虫が葉をむしゃむしゃ食べてしまっていたんだよ。アゲハチョウはきれいだけど幼虫は“要注意”だね。

 話がそれちゃったね。大袋かけは朝の早いうちと夕方の日陰になってからの涼しい時間帯をみて仕事をしたよ。日中は暑くなってきたからね。うちの規模だったら3日間ぐらいでできたかな。

 王秋梨とあたご梨はもう少し大きくなって軸がしっかりしてきたら、ゆっくり大袋をかけるよってお父さんが言ってたよ。

 4月に梨の交配が始まると、交配がうまく言ったかなと心配するよ。梨の赤ちゃんが少し大きくなって間引きと小袋かけで梨の数がはっきりわかって一安心するよ。

 だんだん大きくなると、大袋かけをして梨の一連の作業が終わるとまた一安心するよ。でも、でも、秋になって梨を収穫し、きれいで大きくて美味しい梨になるまでは心配は絶えないなあ。

 大袋かけが終わったので農作業はゆっくりペースになるけど、収穫するまでは、水やり、肥料やり、草刈り、消毒、台風対策やカラス対策など作業が一杯あるよ。

 収穫したら終わりじゃなくて、次の年の梨に向けて剪定作業が始まるよ。この剪定作業がとっても大事なんだよ。梨の栽培は1年中作業があるよ。でもお父さんとお母さんは、鳥取県の誇りの二十世紀梨を栽培し、食べて喜んでくださる人の笑顔を思いながら梨作りを頑張るよって言ってたよ。

 秋には美味しい二十世紀梨が収穫できるといいね。楽しみ楽しみ。(気まぐれ日記 NO.56)