鳥取砂丘コナン空港①
梨楽庵

今から20年ほど前から、全国各地の空港では、利用者を増やし知名度アップを図るために、空港に愛称をつける取り組みが行われてきました。鳥取県では、県を代表する観光地「鳥取砂丘」と鳥取県中部の北栄町出身の漫画家、青山剛昌さんの「名探偵コナン」が持つ圧倒的な知名度を生かし、平成27年(2015年)春から、愛称を“鳥取砂丘コナン空港”とすることを決定しました。
鳥取県では空港の愛称の先輩がいます。実は、鳥取砂丘コナン空港の愛称が決定する5年前、鳥取県西部にある米子空港(境港市)は、愛称を境港市出身の漫画家、水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんで、“米子鬼太郎空港”に決めたのです。妖怪の名がついた空港は全国初の出来事でした。
47都道府県で人口が最も少ない鳥取県の東と西に2つも空港があるなんて驚かれたのではないでしょうか。両空港とも羽田空港からの直行便が毎日発着しています。米子鬼太郎空港では1日6便が、鳥取砂丘コナン空港では1日5便が往復しています。

米子鬼太郎空港を利用される方は、境港市の「水木しげるロード」や島根県安来市にある「足立美術館」、さらには、松江市内や出雲大社などの観光地を観光目的にされています。
一方、鳥取砂丘コナン空港を利用される方は、「鳥取砂丘」や「砂の美術館」、さらには鳥取県東部の観光名所を目指されています。もちろん、空港名にあるように、「青山剛昌ふるさと館」が最大の目的の方も多数おられます。
今回のブログでは鳥取砂丘コナン空港の隠れた魅力、見所をお伝えしたいと思います。「隠れた魅力?見所?空港はA地点からB地点へ飛行機で人を運ぶ単なる交通拠点でしょ。特別な見所なんてあるの?」そんな疑問を抱かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
11年前、鳥取空港が「鳥取砂丘コナン空港」の愛称で呼ばれるようになったというニュースを知った時、私も「ああ、そうなの。良い名前になったね」と感じただけでした。知名度をアップさせるために、空港内に特別な仕掛けが整備され、年々バージョンアップしていたことにはまったく気がついていませんでした。
特に、コロナ感染症が大流行してからは、鳥取空港を利用して関東方面へ出かけることは全くありませんでした。なので、鳥取空港内へ立ち寄る機会自体がなかったからです。
令和6年7月にブログ作成のために取材に出かけました。「驚き桃の木山椒の木」とはこのことでした。鳥取砂丘コナン空港内には名探偵コナン関連の魅力的な仕掛けが満載だったのです。
( 次号へ続きます )
