ジャム3姉妹誕生物語③
風景

しかし、課題も見つかりました。一般的にジャムはお店では常温で店頭販売されています。3種類のジャムとも販売当初は全く問題がなかったのですが、「梨ジャム」に関しては、常温で店頭に並べておくと「発酵する」危険性があることがわかったのです。
近年、年間を通して気温が高い傾向にあります。特に春先から初夏にかけても季節外れの高温の日があります。夏になると猛暑日や酷暑日が続き、10月になっても夏日の日があります。そのことが原因なのか、常温では、いや近年の“異常温”では梨ジャムに影響が出てしまうのです。
お客様にお金を支払って購入していただく商品は、1個でも不具合があればお客様にもお店の方にもご迷惑をおかけすることになってしまいます。なので、令和6年からは気温が低い時期を見計らって店頭での販売を始めています。
3種類のジャムの原材料は、いずれも梨楽庵の自家農園の梨楽園(リラックスエン)で栽培した果物です。梨は栽培期間中に何回か農薬散布が必要ですが、二十世紀梨は2回袋かけをして病害虫の防除を行います。2回の袋かけは農薬の防除にもなっていますので、ご安心ください。「いちじく」と「ゆず」は栽培期間中、全く農薬を散布していませんので、ご安心ください。

梨楽園(リラックスエン)のイチジクの木

イチジクの実自体がとても美味しいです

バケツで半分くらい収穫できる日もあります

これを時間をかけて煮込むとジャムが完成します
ジャム3姉妹は、ヨーグルトとの相性が抜群ですが、いろいろな用途で、それぞれの味をお楽しみください。梨楽庵では、地元の大山乳業の「無糖の大山ヨーグルト」に梨ジャムをかけて、裏庭で育てている「ミント」をのせて、朝食のデザートにお出ししています。ありがたいことに、“梨ジャムヨーグルト”は修学旅行生や一般のお客様にも好評を得ています。

令和7年、「ジャム3姉妹」に名前を付けました。梨ジャムは“梨花子(りかこ)”、いちじくジャムは“いち子”、ゆずジャムは“柚子実(ゆずみ)”です。ジャム瓶の蓋にはキャラクターシール貼っています。このデザインも姉の作品です。ジャムの味と共に、瓶のデザインもお楽しみいただけると大変うれしいです。

梨ジャムのキャラクターは“梨花子(りかこ)”

イチジクジャムのキャラクターは“いち子”

ゆずジャムのキャラクターは“柚子実(ゆずみ)”
妻のジャムづくりを見ていると、かなりの手間暇がかかっているようです。「何日くらいかかるの?」と聞くと、「時間を見つけて作るので二日から三日よ」との返事でした。原材料の皮をむき、下ごしらえをして大鍋に入れ、グラニュー糖やレモン汁を加えて火にかけます。その後は弱火でじっくりと煮込んだり、冷ましたりの繰り返しのようです。
私は晩酌を終えると早々に寝床に入るのですが、妻にとっては夕食後がジャムづくりの時間のようです。昭和の時代に育った妻なので、実家の母や嫁ぎ先の私の母の夜なべ仕事の様子を思い浮かべながら、ジャムづくりの一人時間を楽しんでいるのかもしれません。昭和の女性は何とも粘り強いことです。
私たちの将来の夢の一つは“ジャム3姉妹”をお客様に喜んでいただける看板商品にしていくことです。ご支援の程、よろしくお願いいたします。
〈 追記 〉
ジャム3姉妹は、“カママハウス(湯梨浜町内のパン屋)”では10月3日(土)から、JA鳥取中央直売所の“ハワイ夢マート”では11月21日(土)に販売する予定です。ご購入いただきましたら、冷蔵庫での保存をお願いいたします。
自家農園の「ゆず」は、今年も収穫量が少ないようです。店頭販売は短期間になりますが、ご理解ください。

カママハウスは泊漁港の近くにお店があります。人気のパン屋さんです。
