農家民宿 梨楽庵ブログ

修学旅行で民泊体験

梨楽庵

巨木の一本桜が今は“葉桜”となっています。葉桜もまた、見応え十分です

今年はタケノコが豊作です。今朝、今年3回目の収穫をしました

梨楽庵から竹林までは車で3分、歩いて2分ほどです

次第に管理をするのが大変になっています。周辺は全て放置されています。ここだけイノシシ柵で囲っています。こんなに密集していてはいけないのですが、間伐が重労働に感じるようになってきました。でも、ここで採れるタケノコがとっても美味しいのです。ああ、あと何年、このタケノコを口にすることができるのでしょうか

このタケノコがたまらなく美味しいのです。タケノコご飯も絶品です。タケノコは春を感じる一番の食材です

 鳥取県中部地区の中核都市、倉吉市には倉吉市体験型教育旅行誘致協議会が設置され、教育旅行農村民泊の受け入れを積極的に行っています。コロナ感染症が猛威を振るった時期は中止せざるを得ませんでしたが、コロナ前は中国など海外からも観光客を受け入れていました。

 民泊の受け入れ対象者は、主に大阪府内と兵庫県の修学旅行生です。学校によっては、中学2年生の受け入れも行っています。

 7年前に梨楽庵を開業するにあたり、県の担当者と手続きを行っていたとき、「倉吉市では関金(せきがね)地区を中心に修学旅行生の受け入れを行っていますので、問い合わせてみてはどうですか」と紹介していただきました。

 このことがきっかけで、協議会にお世話になりながら、4月から7月にかけて1泊2日の民泊受け入れを行っています。

 今年度は7つの中学校から1校当たり3名~5名の生徒を受け入れる予定です。近頃の中学生たちは親戚のお家に遊びに行くことはあっても日帰りがほとんどで、お泊まりすることはあまりないようです。

 なので、修学旅行生に「民泊」のイメージを尋ねてみると、期待感よりも不安感を抱きながら修学旅行に出発しているようです。

 修学旅行の日程はすべての中学校が2泊3日です。2泊の内、いずれかの1日は民泊、もう1日は湯梨浜町内の「はわい温泉」の旅館に宿泊という旅程が一般的です。特に、初日が民泊の修学旅行生たちは、ワクワクよりもドキドキしながら受け入れ家庭と対面式を迎えています。

 修学旅行は学生時代の思い出の中でも重要なイベントです。受け入れ家庭としては体調面の管理や安全面での重い責任がありますが、心配し過ぎたら受け入れることはできなくなってしまいます。

 1泊2日の時間は修学旅行生たちの長い人生にとっては、ほんの一瞬の時間ですが、梨楽庵での民泊体験が少しでもより良い思い出になっていただけるように、今年も張り切っていこうと決意を新にしています。