柿はおいしいワン!
梨楽庵

あれ?お母さんが台所で何か作っているよ。梨ジャムかなあ?イチジクジャムかなあ?
〈 リリーの気まぐれ日記 NO.40 〉
夕方お母さんと散歩をしていると、「ススキがきれいねえ~太陽の光に輝いて、本当にきれい」ってお母さんが見とれていたよ。この前は大山の鏡ヶ成に行って一面にススキが広がっているのを見たんだって。

天気も良くて、銀色に輝いて本当にきれいだったよって教えてくれたよ。秋が短くなってきているけど、やっぱり秋はステキな季節だワン!
散歩から帰って来たら、車庫の2階の軒下にオレンジ色のものがぶらぶらしているのを見つけたよ。何かなあって見ていたら干し柿だったワン!
最初は、お父さんが2連つるしたんだよ。しばらくしたら10連に増えていたよ。またまたしばらくしたら19連になっていたよ。

11月になって朝の気温が10度以下に、昼間は20度以下になってきたから干し柿をつくるには良い条件になったからつるしたんだよってお父さんが言ってたワン!
梨楽園(果樹園)には、渋柿の“西条柿”と甘柿の“次郎柿”があるよ。10月中旬になると西条柿が色づいてくるので、お父さんが少しずつ収穫して“合わせ柿”にするんだよ。

左が“次郎柿”(甘柿) 右が“西条柿”(渋柿)
ビニール袋に西条柿を入れて、一日分の新聞紙を西条柿の上に載せて、さらに新聞紙の上にドライアイスを載せて、ビニール袋をしっかりとひもで結ぶんだよ。そのまま四日ぐらいおくと、渋が抜けて美味しい合わせ柿ができるんだよ。

今年、お父さんは3回合わせ柿を作ったよ。おじいちゃんが生きているときは、海から海水を汲んできてビニール袋に海水と西条柿を入れて、お風呂に1日くらいつけて合わせ柿を作っていたんだよ。
お父さんも挑戦したけど、渋がうまく抜けないこともあって、今はドライアイスを使っているんだって。西条柿は熟柿にしてもおいしいって言ってたワン!
毎年11月になって寒くなってくると西条柿を干し柿にするんだよ。以前は10月中旬くらいに西条柿を干し柿にして干していたら、カビが生えてだめにしてしまったことがあるんだって。
気温が高いとカビが生えてしまうから、近年は11月になって寒くなってから干し柿を作っているよ。冷たい寒風にさらされて甘くておいしい干し柿になるんだよ。
梨楽庵は海に近いので、潮風が干し柿作りに適しているみたいだよ。渋柿が甘柿に変身するなんて不思議だワン!それを見つけた先人の知恵はすごいワン!
今は、干し柿がだんだんあめ色になってきたよ。お父さんがときどき干し柿をもんでいるよ。そうすると柔らかくておいしい干し柿になるって言ってたワン!楽しみだワン!

梨楽園には次郎柿もあるよ。今がちょうど食べ頃だワン!だいだい色をして肌がつやつやして美味しそうだよ。お母さんはお嫁に来てから始めて次郎柿を食べたんだって。それがすごく美味しくて毎年実るのがとっても楽しみなんだって。

今、 “次郎柿”を地元の道の駅で販売しています。3個~4個入りで、200円(税別)です。買っていただけるかなあ?
お店では「富有柿」「輝太郎柿」「花御所柿」は見かけるけど、次郎柿はほとんど見かけないってお母さんが言ってたワン!とっても美味しいのになんでかなあ。まっ、お母さんは毎年おいしい柿を食べられるからよかったね。
お母さんの話を聞いてると、どの柿も美味しそうだなあ、私も食べてみたいなあ…。でも、柿が食べられなくてもいいんだワン!おやつの時間に私は大好きな梨を食べてるから幸せなんだワン!今は王秋梨を食べてるんだワン!
