農家民宿 梨楽庵ブログ

ホルモン焼きそば②

風景

 前回のブログでは、ホルモン焼きそばの聖地“まつや”さんを紹介しましたが、鳥取県には昭和の雰囲気が色濃く残ったお店がまだまだ生き続けています。今回の推しは、鳥取市青谷町の海の近くにある“浜千鳥”さんです。

 梨楽庵からは約8分で行ける、「美味しくて、安くて、近い」地元で愛されている名店です。しばらくの間お店には行っていませんでしたが、ブログ取材を兼ねて、久しぶりに入店しました。

 驚いたことに、以前は70歳代のおばあさんが元気な姿で調理をしていましたが、お亡くなりになられて娘さんに代替わりされていました。窓辺に目をやると、おばあさんの小さな写真立てが置かれていました。娘さんの仕事を見守っておられるのにちがいありません。

 ホルソバの麺は口当たりがよく、スルスルっと喉越しも良く、大盛でも軽く食べられるように感じました。ここでも秘伝の味噌ダレが小皿に入れて出されました。

 味噌ダレをつけなくても十分美味しいのですが、気分に応じてチョッピリつけて食べると、また一味違った風味を味わうことができるのです。

    新鮮さが抜群のホルモンです

 ビールを飲みたくなりますが、我慢、ガマンです

 浜千鳥さんで食事をしたら多くの人がまたリピートしたくなると思います。ホルソバは一度食べたらまた食べたくなる味であり、手頃なお値段だということもあります。

 しかし、最大の理由は、浜千鳥さんもまつやさんと同じく、昭和の時代の舞台セットに囲まれて食事をしている感覚に陥る魔力を秘めているからだと私は確信しています。夜には昭和感はさらにアップするのではないでしょうか。

 浜千鳥さんはホルソバが一番人気なのですが、再びホルソバを食べたくなって出かけた時、食べ終わったラーメン丼がテーブル席に2つ置かれていました。2つともスープも麺も完食です。

 「お品書きに“ラーメン”ってあるけど、もしかして牛骨ラーメンかな?」と興味がわいたので、次回に挑戦することにしました。もちろん、この日のホルソバも満足、満足でした。

 数日後の平日の午前11時30分ごろ、いざ浜千鳥!この時間帯ならほぼ間違いなく入店できます。予想通りお客さんは私一人。早速、おかみさんに「ラーメンとホルソバではなく、単品のモルモンをお願いします」と注文しました。

 ラーメンはおかみさんではなく、奥の厨房でご主人が作られていました。出てきたラーメンは見た目も牛骨ラーメンとよく似ていましたが、醬油味のラーメンでした。スープが優しい味で牛骨に近い感じがしました。

 醤油味が梨楽庵で使っている大好きな醤油味と非常に似通っていたので「おかみさん、これは地元の山崎さんの醤油ですか?薄口醤油ですか?」と尋ねたところ、その通りでした。

 また余談になりますが、鳥取市青谷町の山崎醤油さんの醤油は絶品で、鳥取市内を中心に販売されています。牛骨スープではないのに、このまろやかな口当たりには感服しました。さずがは、山崎醤油さんです。

 山崎醤油さんとは私の父母が生前にご縁をいただき、そのおかげで、毎年、山崎醤油さんからは梨楽庵の二十世紀梨をお買い上げいただいています。ありがたいことです。

 最後に紹介したいホルモン焼きそばは、梨楽庵から0分で行ける場所にあるホルソバです。それは、奥さんが自宅のホットプレートで作るホルソバです。現職の頃、一時期、ホルソバの美味しさに取り付かれ、2週間に1回程度ホルソバを奥さんにお願いしていました。

 鳥取市内のスーパーで販売されている青山製麺の生麺とオタフクの焼きそば用のソースを組み合わせると、絶妙な味を生み出すことがわかったのです。

 奥さん手製のホルソバを食べながら「これ、やっぱり何度食べてもおいしいよ。お店が開けるかもしれないね」と声をかけると、また得意の冗談が始まったね、というような顔をしながらも、幾分か笑みを浮かべているように見えました。

 ブログを読んでくださっている県外の皆様、次回鳥取にお越しの際は、旅程の中にホルモン焼きそばを加えてみてはいかがでしょうか。さて、今回紹介しました中から、皆様は一体どのお店を選択されるのでしょうか。“まつや”さん?“浜千鳥”さん?それとも“梨楽庵”?

冬には梨楽庵の裏の浜に浜千鳥を見かけることがあります。何と、この日は浜千鳥が砂の中に穴を掘って一休みしていました。こんな姿を見たのは初めてでした。ゆっくりと近寄ってズームで撮影しました。

天気が良かったので、日向ぼっこをしていたのかもしれません。とっても気持ちよさそうでした。

あ!私に気づいたのか、最後尾の一羽が立ち上がりました。

最後尾のリーダーの合図があったのか、全員立ち上がり、飛び去っていきました。浜千鳥さんたち、安らいでいたのに、ごめんなさーい!