鳥取砂丘は知名度NO.１です。いつか世界遺産になるかもしれませんね？

　　　浦富海岸は日本海の宝石箱です

  「岩美ブルー」と呼ばれる海の透明度は抜群です

  潮風の丘からの絶景です。冠雪の大山が見えます

東郷湖の周辺は観光スポットです。手前が中国庭園の「燕趙園」、対岸が「はわい温泉」です

東郷湖は周囲約１２㎞、ウオーキングに最適な場所です。東郷湖を巡るコースは「全日本ノルデイック・ウオーク連盟公認コース」全国第１号に認定されています

名峰「大山（だいせん）」は伯耆富士と呼ばれます

「ふるさとの山に向かひて言うことなし　ふるさとの山はありがたきかな」石川啄木

　　　鳥取の梨は、やっぱり二十世紀梨！

　９月上旬が二十世紀梨の収穫の最盛期です

日本列島は暖流と寒流に囲まれた世界的な規模の好漁場です

　今日、９月１２日(木）は、平成１０年（１９９８年）に「とっとり県民の日」に制定されました。この日は、鳥取県民がふるさとについての理解と関心を深め、ふるさとを愛する心を育て、自信と誇りを持てる鳥取県を、県民が力を合わせて築きあげることを心に願う日、として県の条例で定められました。

　９月１２日に決められた経緯を紹介します。実は江戸時代の鳥取藩は、明治４年の廃藩置県によって鳥取県となったのですが、５年後に鳥取県は廃止され、島根県と合併し、鳥取県が消滅した歴史がありました。島根県との合併によって生活がより一層苦しくなった士族たちは、鳥取県の復活を政府に強く要求し、願いがかない、明治１４年９月１２日に再び鳥取県となったのです。そして、その日を記念して、「とっとり県民の日」と定められたのです。鳥取県内の小中学校では、取り組みの一つとして、県民の日給食を実施しています。                   

　県民の日が制定されたねらいの一つは、子どもたちに「ふるさとを愛する心」を育てたいという願いです。私自身も個人的な願いとして、子どもたちには鳥取県を、湯梨浜町を愛する大人に成長してほしいと強く願っています。

　私が小学生だった頃、社会科で学習したことは、「鳥取県は全国で人口が一番少なく、工業もあまり盛んではなく、自慢できることは、鳥取砂丘と大山と二十世紀梨ぐらい」で、魅力の少ない県というマイナスのイメージでした。ところが、社会科が大好きで、中学校で社会科を教える教師となり、旅行が趣味の一つで全国４７都道府県を訪れるにつれて、ふるさと鳥取県のすばらしさをしみじみとかみしめるようになったのです。

　今から１０年前、平成２６年（２０１４年）に三朝（みささ）町の三徳（みとく）山周辺が大山隠岐国立公園に編入され、鳥取県は東部・中部・西部の３つの地域が国立公園になりました。つまり、拡大解釈をすれば、鳥取県は県内全域が国立公園だということです。全国４７都道府県で、このような所はないのではないでしょうか。

　鳥取県の北部は日本海の大海原（おおうなばら）が広がっていて、県内の海は沖縄と同じくらいの美しさだと言われています。日本海は南から北に向かって暖流が流れ、北から南に向かっては寒流が流れています。そのおかげで、暖かな海に生息する魚と寒い海に生息する魚が混在し、魚の種類がとても豊富です。

　さらには、夏の暑さと冬の寒さと降雪量が適量なため、米や野菜や果物も多くの品種が栽培できるのです。しかも、種類が多いだけでなく、農家の方々の努力によって、それぞれの作物の品質が全国的に高いレベルにあります。酪農の分野でも肉質や乳製品の品質は全国トップレベルです。

　地方創生が叫ばれ、政府は日本を訪れる外国人観光客を全国的に増やす政策を進めています。コロナ感染症が５類に移行してからは、鳥取県を訪れる外国人観光客の数も増加しています。四季の変化があり、豊かな自然と歴史と文化に恵まれた日本の中でも、鳥取県内にはその魅力が凝縮されているのです。

　昨年９月７日にホームページを開設しました。この一年間、微力ながら、ふるさと鳥取県と湯梨浜町の魅力を伝えるためにブログを通して発信してきました。私は各界で活躍されている全国的に知名度のある有名人ではありませんから、観光大使に任命されることは絶対にありえません。なので、鳥取県のインバウンド需要や観光客の増加に何ら影響力はありません。

　しかし、私の鳥取愛の熱量が低下しない限りは、鳥取県に興味関心を抱いてくださる方が一人でも多く増えることを信じています。実は、先日うれしい便りを修学旅行生からいただきました。その民泊のお礼の葉書には、次のような一文が書かれていました。「予定などもあり、気軽に鳥取に行くことはできないけれど、梨楽庵のブログを見て、鳥取についてもっと詳しく知ることができ、私達が食べた物や行った所がでてきて嬉しくなることがあり、今ではブログが更新されるのが楽しみになっています。」

　私のブログは、ホームページ制作会社に一方通行の発信の設定をしてもらいました。気の弱い私は、返信に「いいね！」が届けばいいのですが、意に反する書き込みが届くとくじけてしまうからです。

　しかし、一方通行のブログ発信をしていて気が付いたのですが、書けども書けども全く反応がないのも寂しいものだと痛感したのです。自分がそのように設定していながら……。人間というものは何と不可解な生き物なのでしょう。

　この一年間、心の奥底にそんな思いを抱いていたので、修学旅行生の便りは、私を大いに勇気づけてくれました。ありがとうございます。後先になりましたが、私の元気のもとが山口県在住のKさんです。現役時代の私の先輩教師で、梨楽庵第１号のお客様です。時々、スマホのショートメールで励ましていただいています。ありがとうございます。

　この一年を振り返ると、ホームページ上での発信ということで、少し力み過ぎましたので、もう少し肩の力を抜いて❝リラックス❞して書きたいと思います。この一年で、鳥取県内の観光地や食べ物をたくさんご紹介しましたが、２年目は、「エッセイで旅する鳥取県」をキャッチフレーズに、ゆっくりペースで発信していきたいと思います。スキマ時間がございましたら、梨楽庵のブログを読んでいただけると、とてもうれしいです。