農家民宿 梨楽庵ブログ

打吹公園だんご

風景

銘菓「打吹公園だんご」です。30年以上前に伐採した梨楽園(リラックスエン)の梨の木で作成した菓子器にのせています

石谷精華堂は倉吉市にある老舗の和菓子メーカーです

 ブログの「風景」では、鳥取県の自然豊かな風景を紹介しています。しかし、自然の風景だけでなく、食のみやこ鳥取県の豊かな食材や商品も一つの「小さな風景」として見立て、県外のお客様を念頭に置いた鳥取県の食の案内コーナーにしていこうと考えています。

 今回は、“打吹公園だんご”です。倉吉市にある老舗の和菓子メーカー(株)石谷精華堂謹製の銘菓中の銘菓です。鳥取県の中部在住の大人で「打吹公園だんご」を知らない人、いや、食べたことのない人は一人もいないはずです。多くの子どもたちにも馴染みのある和菓子です。

 梨楽庵では、お越し頂いたお客様にお茶請けとしてお出ししている茶菓子です。打吹公園だんごと初めて対面した修学旅行生の多くは、「かわいいい!」「おいしそう!」と思わず発しています。

 だんごをじっと観察して見て下さい。だんごの大きさ、白餡(しろあん)、小豆餡(あずきあん)、抹茶餡(まっちゃあん)の色の組み合わせ、串に刺してあるだんごの順番の入れ替えなど、洗練されたシンプルなデザインだからこそ、素朴で懐かしい昭和の雰囲気が漂っているのです。

 白餡を最初に食べるのか、小豆餡を最初に食べるのか、食べる順序を変えるだけでも、食感が微妙に異なるのです。緑茶か抹茶かコーヒーか、飲み物との組み合わせによっても異なる風味を味わうことができるのです。打吹公園だんごは、まさしく、非の打ち所がない和菓子なのです。

 3年前、ブログ発信するために、製造当日の午前中に購入し、午後早めに頂きました。驚きました。夕食後に食べていた時とは全く食感が違うのです。だんごを口に含むと、舌の上でとろけるのです。打吹公園だんごは生菓子ですから、なるべく早めに食べるのが1番です。

 3月29日に鳥取市で将棋タイトル戦の一つの棋王戦が開催されました。五番勝負の最終戦だったので、注目度は高く、県外からも多くの将棋ファンが鳥取市を訪れ、大いに盛り上がりました。結果は藤井棋王が4連覇を達成されました。(注1)

 鳥取市開催の棋王戦は想定外の置き土産を残しました。二人の棋士が対局中に食べた鳥取銘菓が人気急上昇中なのです。藤井棋王が「打吹公園だんご」を選んだことから、オンラインショップで注文が増加し、前年度同期の3倍の注文があったと報じられていました。

 今から146年前、明治13年創業の石谷精華堂の逸品“打吹公園だんご”の躍進の歴史については、石谷精華堂のホームページで詳しく紹介されていますので、ご覧下さい。今回の棋王戦効果で、さらなる飛躍をとげることは間違いありません。

打吹公園だんごは抹茶との相性が抜群です。梨楽庵でご一服いかがでしょうか。

(注1)棋王戦…棋王戦は昭和49年(1974)に共同通信社が創設しました。翌年、5番勝負で争うタイトル戦に昇格しました。5番勝負は契約新聞社を主催に、全国各地で開催されています。第51期棋王戦は日本海新聞発刊50周年記念事業の一環として棋王戦初の鳥取市での対局が実現しました。最終戦まで縺(もつ)れたために実現した対局だったので、鳥取市に幸運の女神がやってきたとしか言いようがありません。