農家民宿 梨楽庵ブログ

おいしい!鳥取の水②

梨楽庵

 今から18年前、2008年(平成20年)6月、環境省は全国各地の湧水、河川、用水、地下水の中から100ヶ所を選び、“平成の名水百選”を選定しました。昭和の名水選定当時とは社会情勢が大きく変化した状況を踏まえ、水環境の保全の一層の推進を図ることが目的でした。

 特に、地域住民等により持続的な水環境の保全活動が積極的に行われている所を「平成の名水百選」として選定し、昭和の名水百選と合わせて名水200選としたのです。

 鳥取県内からは3ヶ所が選定されました。鳥取市布施にある“布施の清水”と西伯郡伯耆町にある“地蔵滝の泉”と東伯郡湯梨浜町にある“宇野地蔵ダキ”です。これらは全て湧水です。

 “宇野地蔵ダキ”は梨楽庵のある湯梨浜町にあります。梨楽庵からは車で5分ほどの所にあります。冒頭で紹介しましたように、鳥取県の水道水は「おいしい」です。もちろん湯梨浜町の水道水もおいしいのですが、こんなにも身近な所に「平成の名水」があるので、毎月2回の水汲み当番を私は楽しみに務めています。

 梨楽庵で食事時にお客様にお出しする「水」は全て宇野地蔵ダキの名水です。コーヒーも同様です。毎年5月から6月にかけて大阪からの修学旅行生を民泊で受け入れていますが、「おいしい」と絶賛しています。1泊の間に一人で2ℓ入りのペットボトルを1本飲み干してしまう子もいたのでビックリしました。

 最後に、ブログを書くにあたって参考にさせていただいた『おいしい水の郷 鳥取』の著者:祝部大輔(ほうりだいすけ)医学博士の「はじめに」の文章の一部を紹介してブログを閉じます。

 「1961年4月12日、若き宇宙飛行士のユーリ・A・ガガーリンは、ボストーク1号で地球を振り返ったときの感動を「地球は青かった」という言葉で表しています。正に、地球は全体の表面積の72%を海が占めている「水の惑星」です。(中略)

 そして、そのうちの約97.5%が海水で、残りの約2.5%が淡水です。さらにこの淡水の約70%が南極と北極地域の氷として存在するので、我々が直接利用できる水は、川や湖の水0.007%になります。これは、例えれば地球上の全ての水をバケツ100個分とすると、私たちの飲める水は、コップ1杯に満たないことになります。(後略)」

 おいしい水について調べたことで、鳥取県に住み、四季折々の季節の移り変わりを愛(め)でながら、農作業に励みつつ、梨楽庵をご利用いただいたお客様とひと時の交流を楽しむことができる今に、とても感謝しています。これからは猛暑のシーズンを迎えますが、名水を冷やして飲んで乗り切っていこうと思います。