農家民宿 梨楽庵ブログ

修学旅行で民泊体験

梨楽庵

 鳥取県中部地区の中核都市、倉吉市には倉吉市体験型教育旅行誘致協議会が設置され、教育旅行農村民泊の受け入れを積極的に行っています。コロナ感染症が猛威を振るった時期は中止せざるを得ませんでした。

 コロナ前は中国など海外からも観光客を受け入れていました。民泊の受け入れ対象者は、主に大阪府内と兵庫県の修学旅行生です。学校によっては、中学2年生の受け入れも行っています。

 8年前に梨楽庵を開業するにあたり、県の担当者と手続きを行っていたとき、「倉吉市では関金(せきがね)地区を中心に修学旅行生の受け入れを行っていますので、問い合わせてみてはどうですか」と紹介していただきました。このことがきっかけで、協議会にお世話になりながら、4月から7月にかけて1泊2日の民泊受け入れを行っています。

 今年度は3つの中学校から11名の生徒を受け入れました。近頃の中学生たちは親戚のお家に遊びに行くことはあっても日帰りがほとんどで、お泊まりすることはあまりないようです。なので、修学旅行生に「民泊」のイメージを尋ねてみると、期待感よりも不安感を抱きながら修学旅行に出発しているようでした。

 修学旅行の日程はすべての中学校が2泊3日です。2泊の内、いずれかの1日は民泊、もう1日は湯梨浜町内の「はわい温泉」の旅館に宿泊という旅程が一般的です。ワクワクよりもドキドキしながら民泊体験を終えた中学生たちが民泊をどう感じてくれたのか、受け入れ家庭としてはとても気になります。

 幸い、全ての中学校から民泊体験をした生徒たちのお礼状を届けていただけるので、一読するのをとても楽しみにしています。今年、ある中学校の生徒たちが作成した『民泊 梨楽庵新聞』をお便りと一緒に同封してくれました。個人情報はカットしながらも紹介させていただきます。

  鳥取のことが大好きな素敵なご夫婦さん

 入村式で出会った時から鳥取のことを色々教えてくれて、鳥取の愛が深いお二人でした。梨楽庵という活動をしており、リラックスして欲しいという願いが込められているとおっしゃっていました。自ら農園で梨やスイカ、玉ねぎ、いちじくなどを育てていました。この民泊を始めたのはお金儲けが主な目的ではなく、民泊で来て下さったお客さんに鳥取の良い所を伝えるために始めたとおっしゃっており、とても素敵だと思いました。

 どの梨が好き?たくさんの種類があるなしっこ館

 鳥取は二十世紀が国内出荷量一位を誇るほど有名で、実際にたくさんの梨を試食できる体験をしてきました。梨は主に三つの種類に分けることができ、王秋(おうしゅう)、愛宕(あたご)、新雪(しんせつ)があります。実際に試食してみると、それぞれの甘さの度合いなどが違い、自分の好きな梨を見つけられる体験でした。孝男さんがおっしゃるには、いつも民泊の生徒が試食すると、好みの梨の種類が揃わないらしいです。いざ私たちも試食してみると、私は愛宕、○○さんは王秋、□□さんは新雪という結果でびっくりでした笑い。

    なしっこ館のキャラクター「ナッシー」

季節が違うと、また違う3種類の梨を試食できます

  びっくり仰天!中国を知れる燕趙園

 燕趙園(えんちょうえん)という中国をモチーフにした所にも体験に行きました。中国らしさ溢れる風景でとても新鮮でした。ちょうど劇も始まりそうだったので入ってみると、レンガだけで支えて浮いたり、変面という顔を素早く変わったり、椅子を積み上がて浮くなど、驚きました。

    スコップを入れ込む玉ねぎ収穫

 玉ねぎを収穫するえこのと言われた時は、初めてなのでドキドキでした。新鮮な玉ねぎを選び、玉ねぎのちょっと手前にスコップを刺し、足で深くまで押し込む。そこからてこの原理を使って収穫!めったにできない体験でした。

    想い出の一箇所 花火と海

 まさかのお二人が花火も用意してくれており、みんなで花火をしました。本当に綺麗で身も心も温まりました。海にも行き、海特有の景色と音を楽しみながら語りました。貝殻も拾って帰りました。本当に、幸せでした。

    民泊新聞の一部分です

    豪華で絶品 夕食と朝食

 お食事は洋子さんが何から何まで準備してくださり、とっても美味しかったです。普通のシュウマイではなくキャベツシュウマイだったり、民泊では毎回出しているという春巻きと串カツ、しじみ汁。どれも凄く美味しくて、お腹が喜んでいました笑。夜にはスイカ、朝にはメロンと梨ジャムヨーグルトという食後のデザートも出てきて、甘くてほっぺたが落ちそうでした。洋子さんが用意してくださったお食事全て美味しくて、すぐに完食しました。

     二 日 間 の 感 想

 本当に、本当に楽しかったです!!鳥取の良い所を沢山知れて、また来たいと思いました!この経験を色んな所に活かせれるように頑張ります!素敵な想い出をありがとうございました!!

 現物は個人情報もありましたので掲載しませんでしたが、3人で相談しながら写真も取り込んだA4一枚物の素敵な新聞でした。ありがとうございます。

 修学旅行生からは、有難いことに、うれしいお便りが毎年届きます。1泊2日の時間は修学旅行生たちの人生にとっては、ほんの一瞬の時間ですが、修学旅行は学生時代の大切な思い出になります。修学旅行生からのお便りから今年も元気をいただきました。梨楽庵での民泊体験がより良い思い出となっていただけるように、来年もまたがんばっていこうと決意を新たにしています。

 修学旅行生の皆さん、梨楽庵で一緒に過ごしていただき、ありがとうございました。私たち夫婦にとっても毎回メンバーは異なりますが、いずれも楽しい時間でしたよ。心温まるお便りをありがとうございます。全員にお返事を書くことはできませんので、このブログがお礼のお返事だと思ってください。

 皆さんの人生にとってはほんのわずかな時間でしたが、“家族ごっこ”に付き合っていただき、本当にありがとうございます。大人になってフッと、“梨楽庵”を思い出したら、またお越しください。“ひと味違ったサプライズ”を準備してお待ちしています。